2022-01-01から1年間の記事一覧

人間関係を0か100かで考えない

最近は人間関係について考えることが多い。 そこで、切るべき相手を切らずにズルズルと関係を続けるのはあまり良くないと書いた。 かと言って、人間関係を0か100かで考えて、100点満点じゃないから切り捨てる、というのはあまり良い態度ではない。 完全に自…

人間関係は分散投資

この前、釣った魚に餌をやらないのは人間の合理的な思考の結果。 相手が愛を注いでくれなくても、その相手を切ることは難しい、ということを書いた。 その時は経済学的な考えで書いてみた。 今回はもう少し、個人の心理的な実感をベースに書いておきたい。 …

釣った魚に餌をやらない、恋愛と価格差別

恋愛では釣った魚に餌をやらないという現象がよく見られる。 これは、経済学の価格差別という概念で説明できる。 価格差別とは、同じ商品でも、高く買ってくれる客には高く売りつけ、安くないと買わない客には安く売るという戦略がもっとも利益を最大化する…

素人にも分かるように説明しろ、という話は無視して良い

素人にも分かるように説明しろ、という話をよく聞く。 でも、分かるように説明する必要は全くない。 なぜなら、彼らは不勉強なタイプの人間で、仮に分かりやすく説明したとして、今後なんのメリットももたらなさないからである。 勉強した上でAという点の解…

ビジネス書はなぜ間違うのか、感想

「ビジネス書はなぜ間違うのか」という本を読んだ。 この本の指摘としては、ビジネス書の多くがいい加減なデータの処理に基づく適当な答えしか出していないということ。 ビジョナリーカンパニーなどを例にあげて、成功した企業情報のみを取り出して、その成…

自分の現状に満足している

人と会って、最近どう?という話をした。話をしていて、ぼくは平坦な生活をしていて、それに満足しているのだと気づいた。 酒もタバコもドラッグも風俗もギャンブルもやらない。毎日8時間ほど寝て、それなりに健康的な食事をして、散歩をしたり自転車に乗っ…

偉大なものと繋がる感覚

ポエムです。 株のトレーディングで生計を立てていた時期がある。 その頃は、偉大なものと繋がっている感覚があった。 偉大なものとは、バフェットやシモンズ、グリフィンといった世界的な投資家や、日本人でいえばBNFやcisといった人々。 彼らは果てしなく…

テレンス・クロフォードvsダビド・アバネシアン

vsスペンスとのウェルター級最強を決める試合が決まったと思ったら交渉決裂したのか、しれっと行われたアバネシアン戦。 この試合はクロフォードの戦略の幅を更に見せつけた試合になった。 アバネシアンは特筆すべき武器はあまりないものの、バランス良く能…

嘘から始まった宗教は早晩オカルト化する

21世紀は三大宗教で言えば、仏教が伸びた時代だと言える。 イスラム教はさておき、西洋諸国でキリスト教離れが進んだ。 仏教に関しては、熱心な仏教徒が増えたというよりも、仏教的な思想が緩やかに人々の間に浸透した。 瞑想とか、マインドフルネスとか、禅…

ソフトウェアは最小限の機能でリリースすべき

ぼくたちが普段当たり前に使っているソフトウェア・アプリは、シンプルな役割のものでさえ、そこまでシンプルな形をしていない。 140文字(が未だに適用されているのかは知らないが)の投稿をするだけのTwitterでさえ、初見では使えない機能が沢山あるはずだ。…

英語の情報に触れる

NO HARD WORKという本を読んだ。非常に感銘を受けた。 プログラミング界では有名なDHHと、そのパートナーが経営する会社の運用方法を書いた本だ。趣旨としては、彼らの哲学である、穏やかな会社を作ること、穏やかな働き方について書かれている。 ぼくは個人…

ボクシング観戦記 赤穂vsカシメロ

正直言うとこの試合には全く関心がなかった。 カシメロは井上を煽ったとかで日本ではヒールらしい。 けど別に井上が煽られたところで、赤の他人のぼくが腹を立てる必要もないし、場外のやり取りはプロモーションだからあんまり興味はない。 10年前の佐藤戦か…

ネットサーフィンの代わりに本を読む 方法論

ネットの文章よりも本を読むほうがいい。理由は本の方がコストが掛かっているから。シグナルノイズ比が高いと言い換えてもいい。 でも、実際にやってみると難しい。自分もまだ試行錯誤の途中だが、いくつか良さそうな方法を見つけたので書いておく。 ・本を…

ゴシップに触れると貧乏になる

ここ数年ゴシップをいかに遠ざけるかを考えてきた。ゴシップに触れることによるメリットは殆どないが、デメリットは腐るほどある。 デメリットの一つ、ゴシップに触れると貧乏になる理由を書く。結論から言うと、ゴシップに触れると失敗を恐れるようになるか…

仕事とプライベートの思考の使い分け

仕事とプライベートでは良い思考方法が異なる。 仕事では論理的な思考が求められ、プライベートでは共感的な思考が好まれる。 プライベート、特に女性とのコミュニケーションに仕事モードのまま臨むと、怖いとか冷たいと言われる。 反対に仕事にプライベート…

発達障害とプログラミングは相性がいい

ぼくはADHDと定型の境界にいるタイプだ。 発達障害とプログラミングの関係について。 発達障害はプログラミングが必ずしも得意というわけではない。 向いている傾向にはあるが。 今回の話は、発達障害がプログラミングを覚えると生活が楽になるという話であ…

エビデンスの時代のエビデンスとの付き合い方

エビデンスが求められる時代になった。 素晴らしいことだ。 でも、エビデンスに頼りすぎて、個人差を無視するのは良くない。 それが自分に合っているのか、ということが蔑ろにされがちだ。 どうすればエビデンスと個人差の折り合いをつけられるか、自分なり…

発達障害の眠気に対する個人的な対策

ぼくは限りなく発達障害に近い。過去のテストでは、境界上にいる。何度か他ストを受ければ、ある日は発達障害、ある日は定型発達の側にいるはずだ。 昔から眠気が人よりも強い。8-9時間は眠らないとポンコツだし、寝ようと思えば12時間以上も眠れる。9時間寝…

地味で退屈なことと向き合う

地味で泥臭くやることが、最も効率的ということはよくある。 たとえば、目新しい技術や仕事術に目移りを繰り返すよりも、枯れた技術や仕事術で淡々と目の前の仕事をこなすことの方が、よっぽど効率的だったりする。 もう一つ例をあげると、筋トレのKISS原則…

とんかつとステーキは小さいものを頼む

とんかつとステーキは小さいものを頼むのが満足につながる。 理由は収穫逓減の傾きが大きいからだ。 言い換えると、一口目と最後の一口の満足度の差が大きい。 とんかつは最初のひと切れが最も美味しく、最後のひと切れが最も美味しくない。 データはない。 …

潔癖すぎる国内環境は競争力を低下させる 格闘技編

日本の格闘技は潔癖すぎる。 特に計量とダーティーテクニックに関して。 計量失敗すると、日本では犯罪者のように叩かれる。 ボクシングの比嘉大吾や宮崎亮は軽量失敗で選手生命を絶たれたようなものだと思っている。 前者は軽量失敗で袋叩きに遭い、後者は…

発達障害の時代が来る

ぼくは発達障害に限りなく近い健常者だ。 だけど発達障害をほとんど苦にしていない。 むしろそれを武器にしてすらいる。 ぼくの脳の特性を軽く列挙すると ・飽きっぽい ・苦手なことは極端に能力が下がる ・同じことを繰り返すのが苦手 ・興味を持ったことは…

不倫の期待値

不倫がバレると慰謝料で大金が取られる、とよく聞く。 それが正しいのか計算してみた。 不倫で相手が離婚した場合、慰謝料の相場は150万円。 離婚しない場合は80万円らしい。 これを二人で払うので、一人あたり40万円〜75万円とする。 離婚確率を50%とすると…

ユニクロの服は買わない

ユニクロの服は買わないことにしている。 理由は2つ。 1. 服としての品質 2. 企業としての体質 最近のユニクロは品質が良いと言われている。 確かに値段に対しては品質がよく、コスパはいい。 安くてそれなり、というのがユニクロに対するぼくの印象。 生地…

将来のために金を切り詰めすぎない

貯金はあるに越したことはない。 だけど、老後の安心のために若い頃の楽しみを切り詰めすぎてはいけない。 若い頃と老人の感受性は異なる。 五感や体力の衰えた老人では、同じことをしても若い頃の半分も楽しめない、というのはよく聞く話だ。 楽しめるうち…

2022-11-01 ボクシング観戦 吉野vs中谷 京口vs寺地

軽量級の試合にはそんなに興味はなかったものの、吉野vs中谷が見たかったのでアマプラ加入して見た。 吉野vs中谷 吉野が予想以上に凄かった。 中谷の世界戦線で明らかになった欠点に、接近戦の弱さ、一発で決めるパンチ力不足があった。 左の多様さはあるも…

健康になるのに富裕層である必要はないが、貧乏人は健康になれない

健康は金では買えない。 資産が数兆円あるビル・ゲイツであっても庶民の1000倍健康でいることは不可能だ。 庶民の中にもビル・ゲイツよりも健康な人、というのはたくさんいるはずだ。 でも、貧乏人が健康でいるのは難しい。 効果があると言われている健康法…

本屋で少しでもマシな本を手に取る方法

本屋に行くと大量の本がある。 でもぼくにとって読みたい本というのは限られている。 それを探す方法のメモ。 1. 流行りものを避ける 2. 未来予測を避ける 3. 売れ筋ランキングを避ける ノンフィクションや実用書寄りのものが好きな人なので、その観点から。…

他人の揉め事を視界に入れない

インターネットでマス層にウケる情報はコンテキストが低くセンセーショナルなもの。 要するに揉め事がその多くを占める。 単にゴシップなんだけど、他人のゴシップでも自分のリソースはガンガン削られる。 精神的に疲労もあるし、時間や体力も無駄に使うこと…

青い鳥症候群をやめたい

青い鳥症候群、隣の芝生は青く見える、というのは、自分の知らない場所に素晴らしいものがあるのだという人間心理。 自分の生活の至るところで発症しているが、特にビジネス面でこれが起こる。 実際はある程度うまくいっていて、突き詰めればもっと稼げると…