人間関係を0か100かで考えない

最近は人間関係について考えることが多い。

そこで、切るべき相手を切らずにズルズルと関係を続けるのはあまり良くないと書いた。

かと言って、人間関係を0か100かで考えて、100点満点じゃないから切り捨てる、というのはあまり良い態度ではない。

完全に自分に合った人なんて存在しないし、人間は変わり続けるものなので、今日の自分にとっての100点が明日の自分にとって100点であるとは限らない。

ほとんどの人間は0点でも100点でもなく、その間におさまる。

 

大切なことは、その人が何点なのか、良い面も悪い面も含めて点数をつけて、それに応じた対応をすることだ。

80点の人には相応の対応をするし、20点の人とは関わらない方がいい。

曖昧さとうまく付き合うことが、現実的で妥当な判断に繋がる。

 

完璧主義や白か黒か思考は認知の歪みと言われる考え方だ。

大抵の場合、それは現実とはかけ離れた考えであるし、結果的に自分を不幸にする。

 

人間関係を分散投資することが大切なのは、100点満点の人はいないという前提に成り立つ。

80点の人を100点にしようと頑張るよりも、残りの20点を他の人で埋めるほうが、現実的で妥当な選択だ。