第8回 横浜トリエンナーレ2024 感想

自分用のメモ、かつ行った人しか分からないやつです。

 

満足度は概ね低め。

この展示のメインテーマは、「野草」ではなく「反体制・反権威・カウンターカルチャー」であったように思う。
では何故をタイトルにしなかったかというと、キュレーターの二人が中国在住の中国人だからだろう。
中国で体制批判を表立って言えば、自分と家族に身の危険がある。


この手の遠慮は至るところに見られる。
最初の挨拶で、新自由主義経済と保守主義が世界を分断し、イデオロギー対立を引き起こしていると言った文章が掲げられているが、同様に民主主義や平等の重要さを説いている。
だが、イデオロギー対立が存在するということは、新自由主義と対立する社会主義体制があり、言い換えるとアメリカと中国の対立に繋がる。
だが中国への批判は存在しない。


メインテーマに掲げられている「野草」は魯迅の作品。
魯迅中国国民党に批判的な人物で、中国共産党プロパガンダに用いられてきた人物だ。
香港の雨傘運動に関する写真展示はあれど、直接的に共産党批判をする展示は一切ない。


新自由主義経済体制は概して民主主義国家であり、政治的にはリベラルだ。
つまり、彼らの批判する新自由主義経済でなく、リベラルで平等な国家像というのは、どこにも存在していないということになる。
このことはLGBTからも伺える。
LGBTに関する展示があったが、LGBTへ寛容な国家は新自由主義経済体制である。


じゃあ全ての展示に共通する彼らのメインテーマは何かというと、単に左翼的な政治イデオロギーではないように思う。
特定の理想像を支持、あるいは特定の政治思想を批判してるわけではなく、あらゆる体制と権威に対する反発とカウンターカルチャーが彼ら真ののテーマなのだ。


その具体的な回答がアナキズムであったり、新左翼学生運動であったり、LGBTであったり、雨傘運動であったり、自給自足であったり、自主出版のZINEであったり、当時の民間の草の根的な出版運動である木版画であったりする。
その点において、現在の権威主義的で商業主義的な現代アートに見向きもしないという精神性は大いに評価をしたい。
ここは個人的に最大限の評価ができるポイントで、彼らの反権威精神には恐れ入った。


不満点としては、個々の作品のアート性と反体制運動の解答が手垢に塗れているという点だろう。

具体的な不満点を例示すれば、外国人排斥デモの映像を淡々と流す展示が幾つもあったのだが、これを品質の高い現代アートである、とはぼくは思えない。
ドキュメンタリー映像であったり、ジャーナリズムであったり、政治学の分野である。
その分野で競うべきものに、現代アートのラベルを貼って現代アートの場に持ってくるのは、詐欺的な行為であるように思う。
批判的な表現をすれば、報道映像として価値の低いものを競争の厳しくないアート分野に持ち込んで、より高い値付けをしているロンダリング行為であると思う。
(現代アートにはこの手のロンダリング行為が蔓延っていて辟易する)

他にも博物館で歴史的資料として展示するようなものを、現代アートの文脈で提示しているものが多く、現代アートの祭典としてパッケージするには不誠実なのではないかと感じた。

報道的な作品が見たければ、報道分野で関心のあるものや、品質の高いものを見ればいいのであって、アート分野で中途半端な品質の報道作品を見たいとは思えない。

(個人的な見解を言えば、外国人排斥デモも草の根的な反体制運動なのだから、学生運動と同様に肯定的に展示すべきなのでは?という感想を抱いた)

もう一つの不満点としては、彼らの提示する反体制運動が手垢に塗れたものであるという点である。
上で書いたように、新左翼学生運動だとか、アナキズムなんてのは新しくも何ともない。少し見れば彼らのやっていることも、その結末も見当がつく。
それらは歴史の文脈で語られてきた、手垢に塗れたもので、カウンターカルチャー歴史資料館を見るならまだしも、アートの祭典で安くない金を払って新しい何かが得られるという物ではない。
(中国人がカウンターカルチャーを展示するなら、寝そべり族なんて最先端のサボタージュで良いのでは、と思うがそこまで攻めきれないのが今回のキュレーターが生き残ってきたバランス感覚の良さの理由であり、つまらなさを感じる点である。)
そういう訳で、目新しい解答や試みがほとんど見られない、手垢に塗れた反体制運動展に尽きるという点では極めて退屈だ、というのが正直な感想だ。


ネットの意見を眺めていると、左翼的なイデオロギー開陳の場である、という意見があるが、ここまで述べたようにそれは的外れであろう。
彼らの真のテーマは反体制運動であり、草の根的なカウンターカルチャーである、と言える。
そこから中国共産党に怒られないように配慮をすれば、表層的には左翼的なイデオロギーに見えてしまう、というだけだ。


俺だけが真の意図を理解しているという気はないけれど、この辺りの機微の理解がない不当な批判は可愛そうだなと感じてしまう。
その反面、そんなハイコンテクストなものを大衆にぶつけるのはそもそも間違っているような気がするし、コンテクストが理解できる人にとっては逆に情報不足で退屈な展示であった。
帯に短し襷に長し。
だけど、良い点を一つだけ挙げるなら、キュレーターの反体制・反権威・カウンターカルチャー的な精神性は感じることができた。
その点がひょっとすると、唯一の、そして最も芸術的な点であったかもしれない。

 

 

追記(2024/06/10  2:47): 個人的にどうかなあと思ったのが南アフリカの作家で、未だに南アフリカと言えばアパルトヘイトが話題に出される。

でも、数日前の南アフリカの選挙を見れば分かるように、南アフリカの問題は汚職が蔓延し、失業率が世界最高水準である、という点だ。

アパルトヘイトを打倒したマンデラが率いていた政権与党が腐敗し汚職に塗れている。

政権与党はアパルトヘイト打倒を口にし続ければ選挙に勝ち、汚職によって私財を蓄えられる。

若者は最早アパルトヘイトなんて過去の出来事だと思っている。

過去最低の投票率で、国政選挙において政権与党は惨敗した。

この国の象徴が未だにアパルトヘイトというのは、あまりにステレオタイプ的な物の見方で、政治の世界に関心がないのだなと感じてしまう。

政治の領域の美味しそうなところをつまみ食いする割に、政治的に無知な面が垣間見えるのは誠実さに欠けるなあと感じてしまった。

魚のムニエルの作り方

魚のムニエル

魚のムニエルの作り方のポイント

まず、美味しいムニエルとは何か。
2つの条件がある。
1. 皮目がパリッと焼けていること
2. 身が固くならずふっくらとしていること


1の皮目をパリッとさせるポイントは3つ
1. 皮目に塩を強めに振って水を抜く
2. 皮目に小麦粉をつけるときは、小麦粉をつける→スプレーで軽く湿らせる→小麦粉をつける。という作業で多めに小麦粉をつけておく
3. 弱火にしすぎない


身が固くならずふっくらとさせるポイント
1. 皮目がパリッっとなったら、バターを入れてアロゼで仕上げる


皮目にをパリッとさせるには、水分を抜き、小麦粉を多く付け、低すぎない温度で焼くこと。
料理の基本は弱火だけど、鶏のソテーでもムニエルでも、 弱火すぎると皮目はパリッとならない。

でも、火が強すぎると身の方に火が通り過ぎて固くなってしまう。
身の柔らかさだけをとるのであれば、ごく弱火でじっくりと焼くほうが良い。

問題は、皮目をパリッとさせつつ、身はふっくらさせる、二律背反を目指す難しさにある。
皮目がパリッとできる最低限の火加減で皮目を焼き、皮目が焼けたらアロゼでふっくらと仕上げる。

できれば魚は常温に戻さない方がいい気がする。
冷えた状態だとフライパンに接する部分のみが焼けるので、一般的には生焼けになると言われがちだが、今回は強く焼くのは皮目だけなので、むしろ冷えている方が良い(はず)

以上のポイントを踏まえて、手順は以下の通り。

1. 魚に塩を振る(皮目は強めに)
2. 冷蔵庫にしまって10分くらい(適当)おく
3. 冷蔵庫から出して身から出た水分をペーパーで拭く
4. 小麦粉を見にまぶす
5. 皮目はスプレーをかけて湿らせて、もう一度小麦粉をまぶす(お好きな回数やってOK)
6. 常温のフライパンにオリーブオイルを多めにかける
7. 皮目を下にして魚を置く
8. 火をつける(火加減は皮目がパリッと焼ける強さの最弱)
9. 皮目が焼けるまで触らずに待つ
10. 皮目がパリッっと焼けたらよわ日にする
11. バターを投入
12. アロゼで溶けたバターを回しかける
13. 全体に火が通ったのを確認してフライパンから下ろす
14. 余った油でソースを作る(個人的には醤油とマスタードが好み)


こんな感じ。
感覚的な部分が大きい料理でもあるので、火加減や加熱時間は感覚的に身につけるしかない。

ソースの作り方は、フライパンに残った油でマスタードと醤油、お好みですり下ろしにんにく(無くてもOK)を加えて煮詰める。
マスタードは粒よりペーストの方が好み。
ペーストのマスタードは火を通すと香りがとても良くなる。


魚は何でも良いが、当然皮は付いているものがよい。
だいたいの魚はうまい。
鮭、鱈、鯛、鰤。
同じ魚でも厚みがある方がフライパンに安定するので、焼きやすい部位を選ぶと良い。
大抵の魚はお腹側の内臓の周りに脂肪があり、焼きやすいのは脂肪のない平べったい部位になる。
この辺りはお好みで部位を選ぶと良いが、油多めの調理法なので魚の脂が多すぎると重くなるので、脂の少な目で焼きやすい部位が好き。

あとは個人的な好みになるのだけど、旬の鰤は合わなかった。
特に氷見鰤のような高級ブランド鰤。
刺し身で食べるには最高に美味い(鮪より好き)が、ムニエルには脂が多すぎる。
この手の魚は魚焼きグリルで脂を落としながら食べる方が美味いが、脂の乗った魚の脂を落とすのは勿体ないので、素直に刺し身で食べたいところ。

ドイツのライ麦パン、プンパニッケルの紹介と食べ方

プンパニッケルの紹介と食べ方

プンパニッケルにハマっている。
ドイツのライ麦パン。
酸味があり、ダークチョコレートのような香りがする。
独特の香りと食べごたえがあって、なおかつ栄養豊富。

https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/0079344004609

100gあたり6.7gのタンパク質が含まれていて、牛乳(7g/100g)並み。
食物繊維も100g辺り12.9gと豊富で健康的。
上のカルディの商品写真と今(2024-05-22)の栄養成分表示が異なっていて、現行商品の方が低カロリーで高タンパクになっている。


やや扱いにくいところは、香りと味が強いので食べ合わせに困ること。


個人的にはバターと相性が良いと思う。
バターをそのまま塗ってもいいし、スクランブルエッグやオムレツと合わせたり、ムニエルと合わせると美味しい。


そのまま食べるよりオーブンでトーストすると美味しい。
他にオーブンで温める食べ方だとレッドチェダーを乗せてからオーブンで焼いて、胡椒(+お好みで塩)をかけて食べると旨い。


チーズとの相性で言えば、カマンベールやブリーチーズ等の白カビやゴーダチーズをかけてオーブンの組み合わせも試したけど、今のところレッドチェダーが最高。
白カビやゴーダだとプンパニッケルに負けてしまう。
癖の強いウォッシュやブルーチーズの方が合う気がするので、そのうち試す。


バターを使った重めのものや癖のあるものをしっかり受け止めてくれるので、フランスっぽい料理との相性がいい。
ドイツパンなので濃厚なマッシュポテトやウインナーとも合いそうだ。
こちらも試したいところ。

 

 

最後にwikipediaも貼っておく。

小さい割にやたらと重くて、賞味期限も半年以上持つから軍人の携帯食みたいだなと思っていたら、本当にドイツ軍のレーションらしい。

非常食としてもおすすめのプンパニッケル、ぜひ一家に1kg程度常備しておいてはいかがでしょう。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AB

学生時代を語る気がしない

学生時代を語る気がしない


過去よりも現在が大切だ、という意味であまり過去を語るのが好きではない。
そもそも、記憶力に難があり、昔のことは断片的にしか思い出せないのだが。


だが、学生時代を語る気が起こらないのは、また別の理由がある。
アイデンティティの問題だ。
一言で言えば、学生時代の自分というのは、主体的に生きていなかった。
周りに流されることが多い人生で、自我の発達が不十分であった。


いまの自分と過去の自分の連続性を明確に見て取れるのは、大学に入ったあたりが最初だ。
それ以前の自分がどうだったかといえば、学校という枠組み、部活という枠組みの中で、他者の命令に従う機械に近い存在であった。
人並み以上に反抗をしていた問題児ではあったのだが、命令系統からの脱却はできなかった。
個として自己を確立するという強さが備わっていなかった。
今から思うと、大学以前の自分というのは、動物的な反射で生きていたように思う。


自分で考え、責任を取り、自己規定をするというのができるようになったのは、せいぜい大学に入った頃からで、自分の人生が始まったのはその辺りからだ。
親元を離れて一人暮らしをしたこと、選択肢が無数にある都会に出たことなど、幸運にも恵まれた。


高校から付き合っていた相手には、大学に入ってから変人になったと言われたし、高校以前の友人は大学以後は疎遠になった。
大学入学を起点に、自分は生まれ変わったように思う。


そういうわけで、高校以前の話はあまりできないし、人と話すことはない。
できることなら今の話や、少し先の話がしたい。
過去を懐かしむほど無力ではなく、今の自分が人生で最も優れているのだから。

Ubuntuでアップデートしたアプリでバグがでるときは、古いバージョンをダウンロードする

Ubuntuでアップデートしたアプリでバグがでるときは、古いバージョンをダウンロードする


Pycharmが更新されたのだが、うまく動かない。
具体的には、インタプリタの設定読み込みがずっと続いて終わらない。
似たような報告がTwitterにあった。


解決策としては、古いバージョンをダウンロードする。
UbuntuのソフトウェアセンターからDLしたアプリは、ソフトウェアセンターで古いバージョンをDLできる。


1. 対象のアプリのページをソフトウェアセンターで開く
2. 削除する
3. 下の方にバージョンの記載がある場所があるので探す
4. クリックすると過去のバージョンが選択できる
5. DLする

これで無事古いバージョンのpycharmをDLして開発ができた。

他人はだいたい馬鹿

他人はだいたい馬鹿

IQでも受験偏差値でも良いのだが、正規分布している指標で中央値から上になればなるほど、その数は少なくなる。

ぼくはどちらも上位10%くらいに入っている。
別に自慢したいわけではないのだが、他人があまりに割に合わない行為をしているなと感じる場面は多い。

でも、自分の知的能力を考えると、当たり前のことなのだと思う。
世の中の9割くらいは自分よりも知的能力が低いのが当たり前。

さらに言えば、超高齢社会の日本では、認知能力が低下している人が少なくない割合存在している。
そう考えると、身の回りの人は、ほとんどが自分とは知的水準が異なるのだという前提を持っている方が妥当だろう。

他人を見下すはあまり好きではないが、あまりに過剰評価して、同じ水準を求めるのも誤りの元だと思う。

強度の高いトレーニングをしている期間はカロリー制限をしない

強度の高いトレーニングをしている期間はカロリー制限をしない


強度の高いトレーニングをしているときは、風邪を引きやすい。

そういう時にカロリー制限をしてしまうと、更に風邪を引きやすい状態になってしまう。
せっかく運動しているのだから、とつい意識が高くなりカロリーの低い食事をしがちだ。

でも、結局は風邪を引いたり、体調が悪くなって、せっかく運動しているのに健康から遠ざかってしまう。


長期的な健康やトレーニング効果を考えるなら、強度の高いトレーニングをしているときは、カロリーをあまり気にせずしっかりと食べたほうが良い。


特に冬はしっかりカロリーを摂るべきだ。
冬は乾燥しやすくウイルスが活性化しやすい。
つまり、風邪を引きやすい季節なので、この時期に免疫力を低下させるのは避けるべきだろう。


冬にカロリー不足になると、風邪だけでなく体が熱を発生させないので、寒さを強く感じてしまう。
どれだけ厚着をしても寒いのだ。
そういうときは、カロリー不足のサインなので、炭水化物を多めに食べると良い。


また、季節に関わらず強度の高い運動をしているときは、しっかりと睡眠を取ったほうが良い。
睡眠時間が短いと格段に風邪を引きやすくなる。
それだけでなく、トレーニング効果も薄く、回復は遅れ、怪我や故障が増える。


まとめ
強度の高いトレーニング期間中はカロリーと睡眠をしっかりと取ること