発達障害とプログラミングは相性がいい

ぼくはADHDと定型の境界にいるタイプだ。

 

発達障害とプログラミングの関係について。

発達障害はプログラミングが必ずしも得意というわけではない。

向いている傾向にはあるが。

 

今回の話は、発達障害がプログラミングを覚えると生活が楽になるという話である。

発達障害に限らず、安定して出力が出せない凸凹な人はプログラミングと相性がいい。

安定して出力が出せない人は、コンスタントに同じ出力を出す仕事が苦手だ。

 

反対にプログラムというのは、安定して同じ動作を繰り返す。

究極のコツコツ型と言える。

プログラムに凸凹の凹、苦手な部分を支えてもらって、得意なことに集中するというのが、発達障害とプログラミングの相性がいい最も大きな理由だ。

 

また、プログラミングは生産性の貯蓄とも言える。

発達障害は安定して出力を出すのが苦手だが、うまくハマったときの出力は人並み以上だったりする。

問題は、普通の仕事では人並み以上の出力は無駄になることだ。

ただし、その余った出力でプログラ厶を書いておくと、翌日以降の仕事が楽になる。

出力が大きいときの生産性を貯めておけるのだ。

 

 

凸凹な人間は、出力が大きいときの余剰をうまく使うだけではなく、出力が小さいときをいかにうまく乗り切るか、ということもまた問題になってくる。

そのために大切なのが、より少ないコストで作業を終わらせることである。

日常生活も仕事も。

そのためには、自分でプログラミングすることも役に立つが他の人が作ったテクノロジーをうまく使うこともまた大切だ。

日常生活では他人の作ったものを使う機会の方が圧倒的に多い。

他人が作ったテクノロジーというのも、根底にあるのは技術である。

その殆どにプログラミングが使われている。

共通した概念に触れることで、他の人が作ったものをうまく使えるようになる。

 

以上の点から、プログラミングを学ぶことで発達障害はより楽に生きられる。

以前にも書いたが、同じ作業を繰り返すことは発達障害の苦手分野だ。

でも、これは今後は機械がやってくれる。

そして、我々が得意なことは、アイデアを出すことである。

無数に湧き出るうるさい脳内の声を形にするのに、プログラミングは比較的向いている。

ぼくが発達障害を抱えながらも生活できているのは、プログラミングに出会ったことと、プログラミングは下手ながらアイデアが多く生まれるからだ。