発達障害の眠気に対する個人的な対策

 

ぼくは限りなく発達障害に近い。
過去のテストでは、境界上にいる。
何度か他ストを受ければ、ある日は発達障害、ある日は定型発達の側にいるはずだ。

 

昔から眠気が人よりも強い。
8-9時間は眠らないとポンコツだし、寝ようと思えば12時間以上も眠れる。
9時間寝ても日中は眠い。
雨の日や低気圧のときは更に眠気がブーストする。

それで、色々と試行錯誤して、一定の結論に至った。
なお、ぼくは在宅ワーカーでほぼ一人で働いているため、この解決策に汎用性はない。

 

まずは立つこと。
立って作業をすると言い換えてもいい。
立っていると眠気に襲われにくい。
眠いのは眠いのだが、それでもこまめに身体を動かしたり、筋肉が常に働いているので、完全な休息状態に入らない。
そのため、一定の覚醒を保っていられる。
特に食後の眠気に対して立つことが有効だ。
食後は血糖値が上がるため眠気が強くなる。
しかし、身体を動かすことで血糖値の上昇を抑える効果があるらしい。
デキる人は少ないかもしれないが、スタンディングデスクで食事から仕事までやるのがおすすめ。

 

 

次に昼寝をすること。
どうしても眠気を抑えられないとか、疲れたときは寝てしまう方が良い。
寝れなくてもいいので、アイマスクをつけて20分タイマーをつけて横になる。
昼寝は頭をすっきりさせてくれるし、気力や思考力も回復する。
眠気の強いぼくたちは、他の人よりも入眠しやすい傾向にある。
昼寝を味方につけて、こまめに何度も昼寝をする。
昼寝は創造的で生産的な行為なので、他のどんな仕事よりも大切な仕事だ。

 

 

次によく寝ること
よく寝るとは、睡眠時間と睡眠の質の両方を確保すること。
発達障害は睡眠の質が低下しやすい。
時間を確保するほうが簡単だろう。
そのための方法はいくつもあるし、人によって合う方法は異なる。
ぼくの場合は、時間が来たら何よりも寝ることを習慣にしている。
今日はシャワーを浴びてないとか、片付けができてないとか、そういうのはいいからとにかく寝る。
どうしても欠かせないこともある。
ぼくの場合は歯磨き。
これは寝る時間の3時間前までに終わらせるようにしておく。
他にもスマホを封印している。
スマホを見ると寝る時間が遅くなるし、中途覚醒したときにスマホを触って睡眠不足に陥ることがよくあった。
スマホも寝る数時間前に封印する。
スマホ封印ボックス的なやつを買うと良い。
テレビのリモコンとか、マウスも封印するといいかもしれない。

 


最後にカフェインを計画的にとること
カフェインは眠気を阻害してくれる作用がある。
半減期が4時間と言われている。
1杯では日中の眠気対策としては足りない。
数杯摂るのが理想だろう。
一気に飲みきるのではなく、ちびちびと緩やかに飲むのが良い。
コーヒーは一日3-4杯ならむしろ健康的と言われているので、その範囲で飲むと良い。
個人的には、カフェインを飲むときも立っているのが好ましい。
散歩しながらカフェインを摂るのがベスト。

 

眠気対策でカフェインを摂取する際に気をつけるのは3点。
1. 毎日継続して摂る
2. 胃を壊さない
3. 甘くないものを飲む

 

カフェインには依存性がある。
といっても健康に害があるわけではないのだけど、急にカフェインを摂らなくなると離脱症状が出る。
離脱症状は頭痛と眠気だ。
頭痛が出た場合はカフェインを少し摂ると収まる。
カフェインの離脱症状の眠気は異常に強いので、泥のように長時間寝てしまう。
大事な予定が翌日にあるとかで、確実に熟睡したいなら計画的に離脱症状で熟睡してもいいが、日常生活には向かない。
そのため、眠気対策に飲むと決めたら毎日飲むこと。
カフェインの覚醒作用は徐々に効き目が薄くなるので、効き目を戻すために量を調整してサイクルを回すのがいいと思うが、細かい話なのでまずは気にしなくてもいい。

 

そして、継続して飲み続けるためには、胃を壊さないこと。
胃を壊すとカフェインは摂れない。
ぼくもたまに逆流性食道炎を起こしてひどい目にあう。
胃を壊さないための方法はいくつかあるが、ぼくはよく寝ることと空腹時のカフェインを避けることと、自分の摂取限界の目安を知ることが大切だと思う。
寝不足だと胃を壊しやすい。寝不足にカフェインを入れるのは最悪だ。
寝不足の眠気にカフェインを使うのは悪手。
個人的には寝不足の眠気には他の手段をおすすめする。
またカフェインは胃への刺激が強いので、空腹時は避けたほうが良い。
胃に何かが入っているときに、他の飲み物や乳製品と一緒に、ちびちびと飲むのが胃に優しい。

また、摂取限界を超えないこと。
ぼくの限界は一日にコーヒー1-3杯程度で、3杯以上は基本的に避けるようにしている。

これ以上をとると、高確率で胃を壊すことになる。

 

甘いカフェイン入り飲料というと、エナジードリンクがある。
これらがなぜよくないかというと、血糖値と健康に悪影響があるからだ。
血糖値を急激に上げると眠くなりやすい。
眠くなるのを防ぐためにカフェインを摂るのに、甘いもので血糖値を上げるのはブレーキとアクセルを同時に踏むようなものだ。
ぼくはカフェインをちびちびと摂ることをおすすめしているが、甘いものをちびちびと摂ると虫歯になる。
コーヒーやお茶をちびちび飲んでも歯に着色がつくが、着色は取れる。虫歯よりもずっとマシだ。
そして、甘い飲料というのは、健康に悪い。
肥満の原因になるし、血糖値が急激に上がるので糖尿病にもなる。とうぜん虫歯にも。
メリットはほとんどない。
お茶やコーヒーは健康に良い。どうせ摂るなら健康に良いほうがいい。


この方法はぼくが試行錯誤のすえに見つけた、暫定的な対策になる。
人によっても合う合わないがある。
自分に合ったものを見つけるといいと思う。
ぼくもまだまだ試行錯誤を繰り返して、快適な生活をしていきたいと思っている。