口腔衛生情報まとめ

ここ1ヶ月くらい、口腔衛生情報を調べていたのでまとめ

 

口腔衛生で気をつけること

1. 虫歯

2. 歯周病

3. 酸蝕症

 

虫歯は虫歯菌によって、歯周病歯周病菌によって起こる。

主に食べかすから歯垢が発生し、歯石になって問題が起こる。

それに対し、酸蝕症はphの低い、酸性の食品によって直接歯がとけることによって起こる。

 

まずやること

1. 定期的な歯科通い(3-6ヶ月)

2. 食後の歯磨き 

3. 正しい食事

4. フッ素の使用

 

まず、歯磨きで口をきれいにするのが、虫歯や歯周病対策になるのだが、歯磨きではどうしても取り切れない汚れが残り、歯石になる。

それを歯医者でクリーニングしてもらう。

 

食後の歯磨きは、なるべく毎食後やるといい。

食後すぐに歯を磨くと再石灰化の前に歯を磨くので傷つくという話もあるが、日本小児歯科学会は食後すぐの歯磨きを推奨している。

http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index09.html

もし気にするのであれば、食後にキシリトールやポスカ等のガムを噛んでから歯磨きするといい。

 

正しい食事

歯は食事のたびに溶けるのと回復を繰り返している。(脱灰と再石灰化

脱灰よりも再石灰化は時間がかかるため、間食をダラダラとしていると虫歯になる。

また、虫歯菌は砂糖を代謝するため、糖分のコントロールも重要になる。

食べるときはよく噛むと、唾液が出て再石灰化を促したり、汚れを洗い流してくれる。

また、酸性の食品はあまり頻繁に取りすぎないほうがいい。

コーラのような、酸性かつ砂糖の入っている飲み物をダラダラと飲むのは歯には最悪と言える。

飲み物を飲んだあとは、水で口の中を洗うようにすると、phを素早く中性に戻せる。

 

フッ素の使用

フッ素を使用すると、虫歯が防げることが分かっている。

フッ素仕様に関しては、洗口液のほうが、歯みがき粉よりも有効であることが分かっている。

フッ化ナトリウムが225ppmのものが国内で市販されている最高のものなので、それを使うといい。

歯みがき粉も国内最高の濃度が1450ppmなので、それを選ぶ。

フッ素は50円で2000円くらいの投資効果(予防効果)があるらしい。

 

 

できればやること

・ガムの利用

PMTC

・ワンタフトブラシ

・糸ようじ・フロス

・ナイトガード

・ストローの使用

・口呼吸を直す

・食いしばり癖を直す

・舌苔の除去

 

ガムは歯科専売品だとキシリトール、ポスカf、リカルデントがある。

キシリトールは、原理的に虫歯菌を減らす作用があり、エビデンスが認められている。

毎食後、一日3回の使用を継続すると虫歯が減らせる。

 

リカルデントは効果薄そうなので保留。

 

ポスカfは、キシリトール入り(キシリトール100%ではないので寝る前につかうのは避けたい)、フッ素入り、Pos-Ca入りとてんこ盛り。

Pos-caはグリコが開発した成分で、再石灰化力がキシリトールの5倍あり、初期むし歯を直す効果があるという。

個人的にこの手の、企業系の独自成分は眉唾。

そもそも強いエビデンスがほぼ無いのでなんとも言えないというところ。

 

この辺から考えると、キシリトール100%のロッテキシリトールか、てんこ盛りPos-Caのどちらかになる。

この辺はお好みで。

 

有効成分に効果がなくとも、ガムは唾液量を増やしてくれるので口腔環境の改善や、食後の再石灰化を高める効果がある。

食後すぐ派と食後の歯磨き後派がいるが、結論は出ていないので習慣化しやすいときに食べると良さそう。

 

PMTC

主に自由診療で行われる歯のクリーニング。

エアフローという器具で歯周ポケットの中まで綺麗になったり、歯の表面を特殊な器具で清掃したり、コーティングしてくれるらしい。

基本的に日本の保険診療と歯科治療というのは折り合いが悪く、歯科治療の進んでいるアメリカや北欧の技術を取り入れると自由診療にならざるを得ないようだ。

+αの効果を追い求めるならPMTCを視野に入れてもいいかも。

 

ワンタフトブラシ

普通の歯ブラシよりも、小さい歯ブラシ。

小さい分時間がかかるが、きちんと磨ける。

歯並びが悪いとか、どうしても磨けない部分がある場合に使い分けても良い。

歯科医師や歯科衛生士はこれを使っているらしい。

ドルツにはワンタフトブラシのアタッチメントがある。

 

糸ようじ・フロス

虫歯予防のエビデンスがないと言われてきたものの、歯科業界では当たり前になっている。

これはちゃんとした歯磨きの範囲に入るかもしれない。

 

 

ナイトガード

寝るときに使うマウスピース

歯ぎしりが強いと物理的に歯が削れて寿命が短くなったり、歯茎へのダメージで歯茎が下がったりする。

歯ぎしりへの根本治療ではないものの、歯ぎしりの自覚があるならやっておいた方がいい。

保険適用で5000円くらい。

 

ストローの使用

甘いものや酸性の飲み物を飲むときには、歯に当たる面積が減らせれば、歯が溶けないし、虫歯リスクも減らせる。

口に含んだり、口の中を回すような飲み方は避けたい。

でもその方がうまい。

 

口呼吸を直す

口呼吸をすると口が乾燥する。

唾液は再石灰化や口の中の殺菌作用があるため、口はなるべく乾燥しないほうがいい。

口呼吸を直すには、舌の位置を普段から意識しておくことと、舌の筋肉を鍛えること。

鼻炎等がある場合は直しておく。

 

食いしばり癖を直す

歯と歯の間は食事以外のときは空けておくこと。

歯と歯が接していい時間はだいたい20分くらいらしい。

それ以外のときは意識的に歯と歯の間を空けておく。

食いしばり癖があると、歯の損耗が激しくなったりや歯茎が下がる、知覚過敏になる等のリスクが高まる。

 

 

舌苔の除去

虫歯や歯周病とは関係ないが、舌苔は発がん性物質アセトアルデヒドを発生させる。

舌磨きで除去しておくと良い。

ただしやり過ぎると舌苔が削れて味覚が鈍感になる。

 

とりあえずここまで。

追加するかもしれないし、編集するかもしれない。