ネットサーフィンの代わりに本を読む 方法論

 


ネットの文章よりも本を読むほうがいい。
理由は本の方がコストが掛かっているから。
シグナルノイズ比が高いと言い換えてもいい。


でも、実際にやってみると難しい。
自分もまだ試行錯誤の途中だが、いくつか良さそうな方法を見つけたので書いておく。


・本を手元に、スマホを遠くに置く
・付箋をしおりに使う
・役に立つことを考えない
・軽い本と重い本を並行して読む

 


本を手元に
人は怠惰な習慣の生き物らしい。
すぐにできることは習慣になり、手間のかかることを嫌がる。
この性質を利用して、本を手の届く範囲に置く。
反対にスマホはなるべく遠ざける。
玄関に充電を置いて、そこをスマホの定位置にするのが自分に合っていた。
電源を切れるとなおよい。

 


付箋をしおりに
本を読むときに、じっくりと腰を据えて読む必要はない。
ちょっとしたスキマ時間に、SNSを見る感覚で読めばいい。
でも、普通のしおりだとどこまで読んだか分かりにくい。
再開する位置を探すだけでひと手間かかる。
これは人間の修正に合わない。
ぼくのおすすめは、付箋をしおり代わりにすること。
次に読み始める位置に細い付箋を貼っておくと、迷うことなくすぐに読み始められる。
本を読んでいるときは、付箋を表紙に貼っておくといい。

 


役に立つことを考えない
本を読むとき、ついつい役に立てようとか、意味のあることをしようと考えてしまう。
すると集中力がいるし、腰が重くなる。
でもそんなことを考える必要はない。
読み流していいし、読み飛ばしていい。
興味のあるところだけ拾い読みをしてもいい。
とにかく軽い気持ちで読む。
SNSと同じくらい軽い気持ちで読むことが継続の鍵。
本当に役に立てたいときは、良いと思った本を読み直すための、勉強の時間を作るのがいい。
娯楽読書と勉強読書を分ける。
そして、勉強読書は2周目以降にする。


軽い本と重い本を並行する
軽い本というと、エッセイ本とか新書とか。
重い本だと技術書や実用書など。
人によって感じ方は違うのだけど、重い本ばかりだと軽く読み流すのも疲れてしまう。
そういうときは軽い本を読む。
そのときの気分によって、読みやすい本を読むのをおすすめする。
そして、疲れたり飽きたらそれ以上は読み進める必要はない。

 


まだまだ読書が習慣になっているとは言い難いけれど、ネットサーフィンと読書の後の満足感は、読書の方が桁違いに高い。
しばらく試行錯誤を繰り返してもっと読書を近づけるようにしていきたい。