偉大なものと繋がる感覚

ポエムです。

株のトレーディングで生計を立てていた時期がある。

その頃は、偉大なものと繋がっている感覚があった。

偉大なものとは、バフェットやシモンズ、グリフィンといった世界的な投資家や、日本人でいえばBNFやcisといった人々。

彼らは果てしなく遠くにいるが、決して断絶した存在ではなかった。

可能性はさておき、成功すると彼らのようになれるかもしれないという期待があった。

実際には同じ市場で戦っている以上、彼らに食われている可能性が大きいのだが。

 

では、現在はどうかというと、極力彼らのような相手と戦わないようにしている。

孫正義に喧嘩を売る素寒貧はただの馬鹿だ。

結果的に安定はしたけれど、偉大なものと繋がる感覚は失われた。

今の自分のはるか遠くに偉大なものがいて、いずれそうなれるという想像は全くできない。

競争戦略としては今のほうがずっと賢いにも関わらず、かつての期待感は消え失せた。

 

これから先にどうすればいいのかと考えてみると、彼らのような先人に学び、やはり彼らとの戦いを避けるべきだと思う。

彼らとは別世界にいて、それでいて繋がりを感じられる何かを探している。