健康のためにストレッチはすべきか?

健康のためにストレッチはすべきか?


結論としては、固すぎるならする方がいいかもしれない。


最近の科学では、運動前のスタティックストレッチはやめたほうがいいということが分かっている。
スタティックストレッチとは、世間で言う普通のストレッチ。
開脚とか。


運動前のスタティックストレッチはパフォーマンスを下げる。
20秒以下ではパフォーマンスを下げないという研究もあるが、ダイナミックストレッチが推奨されている。


今回考えるの運動パフォーマンスではなく、健康である。
主に加齢(と運動不足)の影響で筋肉が固くなることに対してストレッチをすべきだろうか、ということである。
昔の一般論では、筋肉は柔らかければ柔らかいほど良いという認識だった。
しかし、現在の科学では柔らかすぎる筋肉は有害である。
180度開脚などは、腱や関節に悪影響ということだ。


反対に硬すぎる筋肉はどうだろうか。
これも悪影響を与えることになる。
肩関節を動かさないでいると、四十肩や五十肩と言われる状態になる。
これを防ぐにはストレッチがいいと言われている。


これらを鑑みると、硬すぎず柔らかすぎない程度にストレッチをするのが良いということになる。
後はどの部位をすべきだろうか。
肩周りは四十肩の問題があるのでやったほうが良い。
現代人はスマホやPC作業で胸周りが固まっている。
これが巻き肩の原因と言われる。
だから、肩周りと胸周りのストレッチをやるのが良さそうだ。


反対に腹直筋などは固くなりすぎることがないし、あまりメリットはなさそうだ。
体幹部は大きく動く関節がないし、柔らかすぎるとパワーを発揮できないと言われている。
そもそも、体幹部はあまり柔らかく動く構造になっておらず、過度に柔らかくすると腰痛の原因になるとも。


そう考えると人体で大きく動かす関節はやはり肩周りと、股関節周りになるだろう。


ストレッチは1回30秒×3セット
週に3回程度
風呂上がりにやるのがいいと言われている
運動前は避けて、痛みの出ないくらいの強さでやる
ストレッチの効果は、1ヶ月続ければ1ヶ月ほど続く。しかし、時間とともに筋肉は固くなっていく。
つまり、継続することが何よりも重要、というわけだ。