資本主義とテクノロジーで政治を乗っ取る

現代の政治が腐敗しているのは明らかだ。

というよりも政治という言葉自体が腐敗を含意している。

 

それに対してとりうるプロセスは3つで、1つが現状の政治システムの中で改善していく保守的なやり方。

もう一つが革命による政治システムの刷新で革新的なやり方。

もう一つが現在の体制をひたすらに推し進めて既存の政治システムを内側から刷新する加速主義と呼ばれるものである。

 

前者2つが政治的な手法で政治システムを変える試みなのに対して、加速主義はもっと包括的な試みで、技術と資本で政治を飲み込むという方向性。

 

実際にgoogleamazonなどは国家よりも大きな力を持っている。

水が低いところに流れるように、技術の有用性はかならず求めるところにたどりつく。

合理はかならず不合理を凌駕する。

いまの日本で政治的な試みで政治システムを変えるよりも、経済と技術で政治を飲み込むほうが簡単なんじゃないかと思う。

ほとんどの人間はそこにたどり着くことはできないし、たどり着いたとして、野心を燃やして政治システムを飲み込もうと思う人は僅かではあるが、それでも他の方法よりもマシなんじゃないだろうか。