五輪開催意見表明は踏み絵

色んな人が五輪開催しろとか、するなと言っているわけだが、我々下々の者は放言したところで利益も損失も生まない。

しかし、タレントやスポーツ関係者、政治家などは別の利害関係が働いている。

五輪のスポンサーはそのままスポーツ界やテレビのスポンサーだし、スポーツ関係者はスポーツのエコシステムの中で生活している。

五輪が飛べば電通も甚大なダメージを受ける。

マスメディアなんて、五輪の受益者の最たるものだろう。

 

いま五輪反対などと言って、国民のご機嫌を伺う人は、この瞬間は褒め称えられても長期的には損するだろう。

スポンサードを外されたり、テレビやCM、協会役員や代表から干されることも考えられる。

謀反した人間は処罰されなければいけない。

スポーツ界や芸能界という巨大なエコシステムに逆らう人間がいつまでもそこに居られるわけがない。

 

五輪のために感染者がどれだけ出ようが、人が死のうが、非難されようが、エコシステムの受益者は決して反対などしてはいけない。

ここで忠誠を誓うことは、長期的には自分の利益を最大化することに繋がる。

立場が違えば正解は変わる。

 

じゃあ我々が五輪に反対するには?

それは簡単で、スポーツ見ない、テレビを見ない、スポンサーの商品を買わない、選挙で五輪を推進する議員には票を投じない。

それができれば苦労しない、なんて言い訳をする人に、絵を踏んだ人間達を非難できるだろうか。

他人に身を切らせるなら、まず自分から身を切るべきだろう。