市民に自粛しろとは言えない
マスクをしていなかったり、自粛要請を守らなかったり、自己隔離期間を無視して出歩いたりしている人がいるけれど、まあ仕方ないよねと思う。
政権与党の議員がマスクしてなかったり、会食したり、日本医師会の会長がパーティーしたり、五輪選手は隔離期間がなかったり、トップが行動で示している以上、一般人だけが真面目に守るのは無理ですよね。
民主主義国家である以上、政治の失敗は国民の責任でもある。
無能なトップがやらかした、という属人的な問題ではなくて、ぼくらが選んだ政党やシステムがそういう結果を生んだというだけの話である。
首相が不正をしても起訴されなかったり、秘書がスケープゴートになるのも、彼らが選挙で負けないから。
いま起こっているさまざまな問題も、あとで振り返ってああでもないこうでもないと議論の種になるだろう。
それでも、どうせまた同じことが起きる。
同じ仕組みで政治は回る。
第二次世界大戦の反省すら、今どれだけ活かせているのだろうか。
反省したところで、次の問題が自然と解決するわけではない。
いまの政治の失敗は、前の選挙の結果であって、我々はその失敗を政治家のせいだけにしてはいけない。
間違った投票の、あるいは投票すらしなかったことの結果がいま出ているだけなのだから。
どれだけしくじっでも選挙に負けないなら、これからも変わることはない。
政治家の目的は選挙に勝つことであり、我々が最も政治家に影響を与えられるのは、選挙である。
もう以前の失敗は甘んじて受け入れよう。
次はうまくやれるといいね。
無責任な民主的なトップより、責任のある独裁なんてのも良いんじゃないかな。