近年のオリンピックはマイナー競技の寄せ集め

個別では戦えない商品をひとまとめにしてパッケージ化して売る、というのは昔からある商売で。

金融ではCDO、大衆芸能ではアイドルグループなんかがそれ。

http://chnpk.hatenablog.com/entry/20101230/1293682544

 

スポーツの商業化が進んで、プロスポーツとして大きくなった競技においては、オリンピックの地位はそこまで高くない。

サッカー、バスケ、テニス、ロードレースなどでは、オリンピックよりもトップ大会の方が地位が高い。

もう競技から外されたものの、野球なんかもそうだろう。

リーグ戦に支障が出るから、オリンピックには選手を出し渋る競技すらある。

 

そういうわけで、いまのオリンピックは、商業五輪であり、その上で自立して大きな収益をあげられるほどではないマイナー競技の祭典ということになる。

 

五輪がいちばんの舞台だから夢をかなえるみたいなことも、まあアリだとは思うけど、同時にプロスポーツとして自立していくこともまた重要なのではなかろうか。

 

というわけで、4年に一度しか脚光を浴びないマイナースポーツにあまり興味がない自分からすると、五輪より日々の生活の方がよっぽど重要だなあと思うわけです。