普通体型の人が冬場に減量するのはおすすめしない。
理由は2つある。
寒さと免疫だ。
減量するというのは脂肪を落とすことで、脂肪を落とすためには
摂取カロリー‹ 消費カロリー
であることが前提だ。
この状態だと脂肪は落ちるが、同時に筋肉も落ちる。
どれだけタンパク質を摂ろうが落ちる(落ちにくくはなる)
人間の体は筋肉が熱を作り、脂肪が熱を保つ役割を持っている。
この両方が落ちるわけだから、体が発する熱が減ってしまう。
また、カロリーが少ないと食事誘発熱生産と呼ばれる食事をとったときに発する熱も減ってしまう。
結果的に、熱が必要な冬場にとても寒さを感じることになる。
また、低カロリー状態や低脂肪状態が続くと、免疫システムが低下する。
コロナウイルスに関わらず、冬場は風邪やウイルスが広まりやすい時期なので、免疫力の低下は避けたい。
冬場に減量するのはデメリットが非常に多い。
冬場はむしろ
摂取カロリー›消費カロリー
を維持して筋肉量を増やす増量期にあてるほうが良さそうだ。
我々のような非競技者の一般人は、秋冬を緩やかな増量期に充て、春先から徐々に減量するサイクルを一年の中で作ってやると、健康的に体重コントロールができそうだ。
太り過ぎの人は冬場に減量してもいいが、急激な減量は上記のデメリットを引き起こすので緩やかな減量を心がけたい。