毎日30分を積み重ねる

毎日30分を積み重ねる。

物事の上達には時間がかかる。
時間というのは1万時間の法則的なことではない。
毎日30分を1ヶ月続ければ、900分=15時間になる。
でも、一日15時間ぶっ通してやるのと、30分×30日では、後者の方が上達している。

何故かというと、実行している30分以外の時間でも、アイデアが閃いたり、頭の中でイメージトレーニングをしたりするからだ。

もっというと、寝ている間に人は物事を習得する、みたいな性質がある。

だから、何かに取り組みたいときは、いかに継続できるか、を考えたほうがいい。
はじめのうちは成果が出なくても、続けているうちに、自然とできるようになる。

この場合、大切なことが3つある。
1. 毎日決まった時間に決まった分だけやる
2. それ以外の時間にやり過ぎないようにする
3. なるべく早くはじめる


毎日継続するためには、スケジュールに組み込んで習慣化する必要がある。
と同時に、やり過ぎないことも大切である。
ぼくたちには生活があって、風呂に入ったり洗濯したりしないといけない。
他にも人と遊んだり、要するに、一つのことだけやっていると破綻する。
だから、決まった時間だけやって、それ以外はやらないと決めることが継続の鍵になる。

そして、この方法を取り入れるなら、なるべく早く始めるほうが良い。
ゆっくりと上達することを念頭に置いているので、期限ギリギリに追い込むような上達は見込めない。

はじめは成果が出ないことを前提に、コツコツとやることが大切なのだ。


このやり方をするのなら、同時にいくつかのプロジェクトを掛け持ちできる。
1日のやる量は少ない分、やりたいことを複数持てる。
あまり詰め込みすぎると破綻するけれど、3つくらいのやりたいことを同時並行しても、そんなに問題にならない。


ゆっくり上達方法を取り入れるなら、1年後の上達を信じないといけない。
多くのことには期限がある。
人生には寿命があるし、運動ならもっと早くにピークが訪れる。
受験勉強となるとさらに短いスパンだ。

早く上達しないといけないという気持ちは、1年後の上達を待てない。
でも、たぶん、1年毎日継続できるなら、気が向いたときに全力を注いで、やったりやらなかった場合よりもはるかに上達しているはずだ。
それを信じる強い心と信仰を持つことが大切なのだと思う。

そして、毎日継続できなくても、何度でもリスタートをすればいい。
大雑把にみて、だいたい毎日継続していれば、長い目で見れば、それは毎日なのだ。