ディズニーは工業生産的な感動
ディズニーが与えている感動というのは、特定の個人の私的な感動を表現しているのではなく、膨大なコストをかけてメソッド的に感動を生み出している。
ぼくは極めてポルノ的な感動だと思うのだけど、消費している分にはまだ良い。
小規模なクリエイターがディズニー的な感動を作りたいというのは、かなり無謀なことのように思える。
個人制作の小規模な映画がハリウッド大作に挑むようなもので、出来上がるのはチープなディズニーのx番煎じでしかない。
アレは資本力で王道ど真ん中をぶん殴り、金の匂いを金で消臭しているからあなたの心に響くのであって、強者の戦略なのだ。
我々は極めて小さな力しかないので、巨人の真似をするのはたいがい愚策でしかない。