都内のレンタサイクル、ドコモとLUUPを借りてみた
レンタサイクルに乗る機会があったので、ドコモの赤いレンタサイクルとLUUPに乗ってみた。
両方電動アシスト付き。
結論から言うと、LUUPは悪くない。ドコモは借りるな、ということになる。
ドコモのレンタサイクルは、はっきり言って人が安全に乗る基準に達していない。
メンテナンスはまともにされていなくて、ボロボロで、ブレーキは効かない。
自転車において何よりも大切なのは安全性であるわけだけど、この安全性の根幹を成すブレーキが効かないというのは致命的だ。
電動アシストの重い車体でブレーキが効かないってのは、自殺に近い。
自分ならあのような状態の自転車とも言えないような粗悪な乗り物を貸す事業なんて、リスクを考えるととてもできない。
これに税金を突っ込んでる行政も頭がどうにかなっているんじゃないかと思いたくなる。
そういうわけで、赤いレンタサイクルに乗るのはオススメしないし、赤いレンタサイクルに乗っている人にも同様に近寄ってはいけない。
次にLUUP。
ドコモに比べると幾分マシだ。
ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用してちゃんと止まるし、まだ新しい分整備もされている印象。
使える範囲が狭いとか、そもそも借りられる場所や返せる場所がないとか、ライトの位置がおかしい等、色々と言いたいこともあるけれど、赤いやつに比べると、かなりまともな印象を受ける。
これから儲かってまともなまま拡大していくことを願っているが、税金投入と膨大な資本を抱えるドコモ相手に生き残っていけるのだろうか。
自転車ってのは、メンテナンスやポジションの調整がかなり大事になってくる。
快適に乗れたり、体の痛みが減ったり、あるいは安全に乗れたり。
頻繁にレンタサイクルに乗るのであれば、ちゃんとした自転車を買って、定期的に整備をするほうがよっぽど快適に、そして安全に乗れる。
レンタサイクルも安くはない。何度も乗るなら、買ってしまった方がなにかとお得なのは間違いないだろう。
電車に乗ってどこかへ出かけて、1駅くらいを快適に移動したいということならLUUPを選ぶのはアリだ。
赤いやつには決して乗らない近づかない。アレに乗るなら電車や徒歩やタクシーを推奨する。
あと普段からちゃんとした自転車に乗りなれている人は、一度赤いやつに乗ってみることをおすすめする。
周りの人がいかに粗悪な自転車に乗っているのかを、我々は忘れてしまっている。
普通の人が乗る自転車(無整備のママチャリとかを含めて)は、止まれないし曲がれないものなのだ。