ちっぽけな真実は不確かな結論に勝る
投資で生計を立てていた時期がある。
そのときに以下のことを学んだ。
1. ほとんどのことはよく分からない
2. よく分からないことだらけの中から、データを見て一握りの分かることを見つける
3. 専門家と言われる人達でもデータを見ていることはあまりなく、伝聞や憶測で適当なことを言っている
4. ゆえに自分で手を動かして小さな真実を見つけることが大切
これは現場に立っていないと、つい疎かにしてしまう。
投資ではこの原則に従わないと一瞬で金が無くなるので、嫌でも肝に銘じることになる。
だけど、投資から遠ざかると、つい怠けてしまう。
手を動かして事実からちっぽけな真実を掴むことよりも、専門家や他人の意見を見聞きして不確かでインスタントな結論に手を出してしまう。
投資でなければ成果との因果関係は曖昧になり、金が絡まないことであれば、なおのこと面倒くさい分析なんて行わない。
でも、それは怠惰であり、悪徳だ。
癖になると将来は自分の首を締めることになる。
ちっぽけな真実は、不確かな結論に勝るのだ。