天は自ら助くる者を助く、他人は基本的に変えられない

天は自ら助くる者を助く

自助論という本の中にある一文だ。
高校時代の英語教師が口癖のように言っていたので、いつまで経っても記憶に残っている。

そう長くはない人生の学びは、基本的に他人を変えることはできない、ということだ。
変わりたくない人を無理やり変えようとするのは不可能だ。
それは当たり前のことだ。

でも、変わりたいと言っている人でも、本人の努力がなければ、変えることはできない。
助けてほしい、力になって欲しいと頼られて、アレコレと助力をしたところで、本人が変わりための努力を継続できないのなら、結局は変わらない。

本人が望み、努力を継続できるのならば、少しは助けになれるかもしれない。
基本的に他人は変えられないし、変えようとする努力は無駄に終わる。
それでも良いから、ほんの少しでも他人に影響を与えたい、助けたいと思って僅かな望みを抱くのも良いし、諦めて肩の力の抜けた人付き合いをしても良い。

他人に期待をしなければ、逆説的に良好な関係が築けることがある。