頭のざわつきを鎮めてから物事に取りかかる

頭がざわつく、という感覚はADHDに強くあらわれる傾向らしい。

ぼくはよく頭がざわつく。

頭の中の情報量がコントロールできる閾値を超えて処理ができなくなる感覚。

許容範囲を超えるほど物が散乱した机で作業をする感覚が近い。

この情報量とは、外部から入ってくる音や文字だけではなくて、頭の中の思考なども含まれる。

 

一度コントロールできなくなった状態のまま物事を継続すると、成果を出すのが難しくなる。

集中力や思考力がひどく落ち込む。

 

この場合、一度頭のざわつきを鎮めてから物事に取りかかるほうが良い。

まずは外部からの情報量を減らす。

目を閉じて、テレビや音楽などの音を消す。

ノイズキャンセリングヘッドホンや耳栓を使うとなお良いし、アイマスクを使っても良い。

そして、今やっていることを一旦やめてぼーっとする。

瞑想と近いかもしれないが、瞑想、というと方法論にとらわれがちなので、ざわつきを鎮めるとか、情報量を減らすという意識を持つほうが楽である。

 

思考がざわつきの要因であれば、一旦書き出してやる。

紙でもSNSでもいい。

頭のメモリを開放してやるイメージ。

 

こうして頭のざわつきを鎮めると、心身のストレスも減るし、集中力なども高まりやすい。

そんなに気合を入れてやる必要はなくて、10秒でも少しはマシになる。

信号待ちだとか、トイレだとか、ちょっとした隙間時間にやってもいい。

 

 

ADHDの人が薬を服用すると頭が静かになったという話はよく聞く。

だから、これはADHD特有のざわつきなのかもしれない。

ぼくはADHDの特性がそこまで不利だとは思っていなくて、むしろ他人との差別化要因としてアドバンテージとなっている場面が多いと思っている。

そのため服薬はしていない。

ADHDの特性を持ちつつ、うまくいかない場面を潰していく方法で対処する方法で生きていて、これはその一つである。