現実を見られなくなったらおじさん

現実を見られなくなったらおじさん

最近、この人はおじさんだなあと感じることが増えた。
老害と言ったほうがいいかもしれない。
何がそう感じさせるのか。
個人的には現実を見られなくなったときだと思っている。
現実をありのままに見るよりも、自分の見たいように現実に解釈を加える。
偏見と言い換えても良い。


現実はAなのだが、彼の中の偏見を通すとBと見えてしまう、というわけである。
他にも、決めつけて断言するという癖がある。
AかもしれないしBかもしれない。
とか、
Aが70%くらい、Bが10%くらい、その他が20%くらい。
のような物事の見方ができない。
それは絶対にAだ。間違いない。
という感じだ。


それらに古い時代の匂いを感じると、一層おじさん臭さや老害っぽさが強くなる。
現実は常に変わるので、いまの現実を見続けなければ、あっという間におじさんになってしまう。


別におじさんになってもいいし、歳を取ることで得られる知恵もある。
ただ、現実が見えないとか、偏見に基づいて現実を捻じ曲げてしまうのは、とても損をしてしまう。


現実は常に変わるが、その現実をありのままに見ることで精神は若さを保てる。
それに加えて現実の中から真実を見つける知恵を身に着けていけるとなおのこと良い。