マニュアルやルーティンには、なぜそれをするのか、を併記する

 

マニュアルやルーティンを作るときに、なぜそれをするのか、理由を併記するほうが良い。
マニュアルやルーティンは、使い続けていると、なぜそれをする必要があるのか、理由を忘れてしまう。

理由を忘れることによるデメリットは2つ

1. マニュアルを守る意味が分からなくなり、無視するようになる

2. 重要度の低い手順をマニュアルから外せなくなる


1について
これは言うまでもない。
元々は失敗を避けて、上手くいく方法を記述するのがマニュアルだ。
時間とともに失敗の痛みは忘れられ、成功が当たり前になる。
なぜそれをするのかを書いておかないと、マニュアルを無視して同じ失敗を繰り返す。

2について
マニュアルは小さくしておく必要がある。
長いマニュアルは守られない。
本当に必要なことだけを書き、重要度の低いことは外す。

なぜそれをするのかを書いておかないと、その手順がどれほど重要なのか、あとで判断できない。
マニュアルがどんどん大きくなり、それに伴って実行力が低下していく。
こちらの方が弊害が大きいかもしれない。
1は失敗すればまたマニュアルは守られるが、ズルズルと無駄なことにコストを割くほうが損失は大きそうだ。