ジョブズが讃えられるのは良いタイミングで死んだから
あらゆる上場企業は独占を目指すべき、というのは株主利益を重んじるなら当然のこと。
Appleが寡占的な地位になり、より市場への支配力を強めていく中で、evilさが批判されるようになってきている。
一般人にはよく分からないかもしれないが、スマホ開発界隈でAppleやgoogleに対して苦い思いをした人は少なくないはずである。
大きくなる企業は独占に向かい、中小企業を抑圧する。
それが利益追求の目的では正しく、ゆえに独占禁止法によって取り締まられている。
その中にはタックスヘイブンなどを使って租税回避することも含まれる。
そうすることで、evilな存在になることが、上場企業における最良の行動なわけだけど、ジョブズはAppleが今ほど支配的な地位につく前にこの世から去った。
そのことが社会的な評価につながっている。
たとえば、Amazonのベゾスは偉大な起業家としての側面もあるが、同時に男性ホルモンの権化、強欲ハゲであることもよく知られる。
ジョブズも標準治療を受けて長生きしていたら、クソ野郎という評価の方が大きくなっていたのかもしれない。
また追い出された可能性もあるが。