労働市場の自由化で労働力の最適化が起こりつつある

労働市場の自由化で労働力の最適化が起こりつつある

結論は記事タイトルの通り。
ただし、底辺労働者で、という但し書きがつく。

一言で言うなら、誰でもできるような仕事には、そんな仕事しかできない人が従事するようになってきた、という話だ。

能力がある人はそれなりの仕事につき、能力が無い人は企業に業務委託契約で都合よく使われる。

ウーバーイーツやAmazonのドライバー、タクシー運転手などは誰でもできる。
小卒でもできる頭を全く使わないでもできる仕事だ。
そういう仕事に就く人間というのは、まあそれなりの人材だ。
正直言って距離を置きたい。
でも、そういう人が自分に適した仕事に就けるというのは、労働市場が適度に自由化されていった結果だと言える。
一昔前だと彼らも一般企業に正社員で入って年功序列で窓際係長なんかになっていたのかもしれない。
どちらが良いのかは知らないが。

じゃあ上のほう、つまり高給取りがどうなのか、というと正直あまり分からない。
高給取りと接する機会はそう多くない。
IT技術者で言えば、余人を持って変えがたい人材でも会社をコロコロと変えて給与を上げていく人ばかりではなさそうだ。
日系の大企業でそれなりの給料でも満足している人はいる。

 

ということで、下層は労働市場の最適化が随分と進んできている。

 

日本の現状すらこうなので、アメリカの労働市場と賃金格差はやはり凄まじいのだろうな、と思わざるを得ない。