ボクシング王者は認定団体が乱立している。
そこで個人的な格付けをしてみた。
格付けの基準は2つ。
・1階級に原則1人の王者のみ
・王者の認定ルールが厳格に適用されている
1階級1王者
WBAやWBCはフランチャイズとかゴールドとか正規とかスーパーとか、よく分からないベルトを乱発している。
WBAの暫定はなくなったようだけど、常に階級に複数人王者がいるのでWBAが一番下。
次いでWBC。
王者の認定ルールが厳格
王者は定期的に団体の求める指名試合をこなす必要がある。
ランキング制を敷いている以上、王者はランキング上位の選手と戦わなくてはいけない。
この点でIBFはWBOより厳格で、スター選手でもガンガン剥奪する。
IBFは当日計量ルールもあり、4団体統一とかだと早々に要らないと切り捨てられる傾向にある。
WBAは複数階級のベルトを同時に保持できるみたいな謎ルールが存在するし、人気者のケツを舐めて認定料ビジネスをしている。
これらを勘案すると、IBF>WBO>>WBC>>WBAというのが個人的な団体の格になる。
ただ、IBFはあまりに厳格すぎて階級の人気者には後回しにされがちで、無名選手が持ってたりもする。
当日計量も面倒だし。
そういう意味では、乱発してスター選手を優遇するWBAの方が知名度が高かったりもする。
WBAを持ってることに価値があるのかはさておき。
そして、1位のIBFと同じくらい厳格で、かつ誰もが認める王者が手にするベルトがある。
リングマガジン王者だ。
これは認定団体ではなく、ボクシング雑誌が決めている。
ベルトは王者から奪い取るか、空位の場合はランキング上位同士の対戦でのみ獲得できる。
1年半以上、王者の階級でランキング上位選手と試合がなければ剥奪される。
これが事実上の最高のベルトと言える。
これを踏まえると、リングマガジン王者=IBF>WBO>>WBC>>WBAというのが王者の格だといえる。
これに加えて参考になるのが、boxrecのレーティングだ。
これは全ボクサーのほぼ全て(たまに間違いや記録漏れはあるが)の戦績を記録してあるサイトで、機械的に算出されるレーティングである。
機械的に算出されるので、主観値とズレることはあるのだが、それ故に変な忖度やバイアスが入りにくい。
この階級って誰が強いの?ということを確認するときは、リングマガジンのランキングとboxrecのレーティングを見るとおおよそ把握できる。
間違ってもWBAのランキングなんて見てはいけない。