流行に乗り続けられないなら、枯れた技術に注力する

流行に乗り続ける、というのは非常に体力がいる。

新しい技術は毎年のように出てくるが、そのうち主力になるものは多くない。

どこに賭けるか、というのはギャンブルに近くなってくる。

また特定の技術に固有の知識がどこまで他に流用できるかと言われると難しい。

新しい技術の学習では、初期段階を繰り返すことも多く、深堀りも難しい。

流行に乗り続けることができなければ、時代遅れの今では使われない腐った技術を持っている人になってしまう。

 

流行に乗り続ける意欲のある人は、その方向でもいい。

乗り続けられない人は、枯れた技術を深堀りしていくほうが、効率がいい。

どこまで枯れたものがいいかはモノによるが。

枯れた技術をベースにしつつ、広まって主力になってきたものを適宜取り入れるスタイル、もしくは必要になった時に落下傘方式で勉強する、というのも一つのスタンスだろう。

使い慣れたツールを一つ持っておくほうが、慣れないツールを複数持っているよりも有益であることが多いように感じる。

その軸に据えるのは、枯れた技術のほうが長持ちしそうだ。

 

これはファッションなんかでも同じで、下手に流行を追い続けるよりは、古くからあるスーツスタイルを勉強する方が、簡単で長く持つ。