岩佐vsアフマダリエフとか

アフマダリエフ、いい選手でしたね。

全盛期のロマゴンを彷彿とさせる。

ガードが高くて、ガードしながらでも上半身がよく動く。

ボディがうまく、自然とボディーを織り交ぜつつ、一度回転すると連打がスムーズに繋がる。

ストップが早いという話もありますが、あれだけポコポコ貰ってロープ際でラッシュをかけられると止められても仕方ない。

仕留めるためのフィニッシュと、レフェリーに止めさせるためのフィニッシュというのがあって、今回は後者だった。

もっと回避動作を見せていれば止められなかったかもしれない。

といってもポイントでは負けていただろうし、ボクシングのクオリティが違うので岩佐がKOする姿も想像できない。

 

へリングvsフランプトンは、へリングがいい選手になりつつあるのかなと。

技巧的な黒人評がありつつも、いまいちパットしなかった。

いまの高級かませ化したフランプトンに勝ったからなんだという気もするのだが、この程度ならちゃんと勝ち切るようになったんだなと。

そしてフランプトンは、いつの間にかドネアのような足跡を辿るようになってしまった。

もっとテクニカルないい選手だったはずが、ゴリ押しスタイルになって、適正階級をこえて高級かませ化、ダメージが蓄積して壊れかけになるとは。

軽量級の選手はファイトマネーを求めると階級を上げていかないといけないんですが、どこかでドネアコース(と言っても同じようなキャリアのボクサーは沢山いる)を辿ってしまいますね。

パッキャオがいかに異常かよく分かる。