Aサイン興行 2020-12-26

解説に呼ばれた京口がマスク+フェイスガードの完全防備。テンションも低い。

その上実況にこの状況下で試合できるのは嬉しいですよね?との攻撃にグロッキー。

 

山中はノーガード戦法。

マスクもフェイスガードも無しで現役時代を彷彿とさせる。

口下手+ダメージと加齢でたどたどしい。

飯田や亀海が恋しい。

 

K1定番ゲスト長嶋一茂を呼ぶも、ボクシングは見たことないとのお言葉をいただく。

なぜかK1感が出る。

世間話に近いものがメインで流れる。

一茂、序盤は山中との実力差を感じるも、喋りの場数の差で徐々に山中を圧倒。

途中から山中が解説から消える。

 

 

三代がいい選手だった。

パワーレスながら脚が動き続けるし、ジャブとノーモーションのストレートがうるさい。

和製ポストルっぽい。

フック系と近距離の対応が充実すると面白いのでは。

風貌もなかなか良い。

吉野との日本ライト級頂上決戦が楽しみ(中谷は世界枠なので)。

 

伊藤は連打になると勢いがあるが、初手の指し合いの武器が少ない。

もう一回へリングとやっても負けそう。

 

 

佐々木尽は世界的に戦えるプロスペクト。

前興行と同じくメイン並に存在感を残す。

このくらいの段階ならKOして当たり前、というレベルにいる。

いまどきの打ち方で、単発単発をスピードとパワーを乗せて打つタイプ。

ジャブが少ないフッカーだけど、テオフィモとか黒人系に多いスタイル。

Sライト級は層が厚いので、プロスペクトから世界の壁をどう超えていくか。

日本レベルでの実力が世界的にどの辺りに位置するかは分かりにくい。

 

 

赤穂は2階級下をゴリ押しで潰しただけなのでよく分からん。

 

 

日本レベルトップ未満だと技術とか戦略云々よりも、どれだけフィジカルやアジリティを作り込めてるか。

世界トップを見ていると、選択肢が多くあり、戦略レベルの話が出てくる。

選択肢が増えてくる選手はアスリートとしての強度だけでこの段階を乗り越えてしまう。

 

 

観客の質が良かったように思う。

声を出す観客はほぼいなかったし、拍手が響いていた。

世界戦以外でもある程度の興行ができる、ノンタイトルにも興味を持てる客が増える、という意味ではAサイン興行はとても良い。

K1ができてるんだから、ボクシングだってできるという希望を感じた。