重要な情報をlineでやりとりするのは止めたほうが良さそうだ

lineの情報流出懸念事件があった。

公式が出している声明によると、公開になっているものや通報されたもののみ、中国からアクセスできるようになっているとのこと。

今回の問題点は中国の部分だけではなく、複数の国に拠点があり、国によってはデータにアクセスが可能であること、画像や動画などの一部データは韓国に保存されていることなどがあげられる。

国内企業だから安全、という訳ではないが、少なくとも国内企業なら法の支配が及ぶ。

line payなどの決済情報や動画などが国外のサーバーに保存されること、そして具体的にどのような情報がどの国で管理されているか分からないことなど、懸念は拭えない。

 

また、lineがソフトバンクグループの傘下に入ったことも、プライバシー保護の観点からは良くない点だろう。

ソフトバンクグループは個人情報を蓄積することで利益を出す、中国のアリババなどの企業を明らかに模倣している。

個人スコアなどの導入を行っている(現在は機能停止)ことから、プライバシーを保護するというより、個人情報の活用を狙う戦略だ。

 

上記の2点を考えると、保護したい情報をlineで送受信するのは、あまりいい判断とは言えない。

スマホ黎明期ならいざ知らず、現代ではもっとセキュアなメッセージングアプリがある。

皆が使っているから、ネットワーク効果でlineにロックインされてしまっているが、これからはもっと目的に際したメッセージングアプリを利用する方向にした方がいいだろう。