駄目なら死ねばいいかな

駄目なら死ねばいいかなと思い始めている


別に死にたくはないし、死が救いだとは思ってない。
それでも、自分の事業で打つ手が全くなくなって、人生が八方塞がりであれば、最悪死ねばいいかなくらいの気持ちになっている。

 

何故かというと、自力で生きられなくなった状態で生きることに、あまり魅力を感じないから。
老いたり弱ったりして、そこから回復できないとなると、野生動物と同じで死ぬべきなのだ、と思うようになった。

ぼくにとっての死は医学的な死ではなく、自活できなくなったり、認知機能や身体機能が自己決定できる状態を下回ったときなのだ。

認知症の祖母がいるが、ぼくは彼女から生を感じることはできない。

 


今はまだ余裕があるからこんな事が言えるのだ、と思うのだが、生死の自己決定は余裕があるうちにしておくべきなのだと思う。

死の間際になってまともな判断ができるとは到底思えない。


勿論死にたくはないし、理不尽な死はまっぴらゴメンだ。
でも、自分で決めたその時が来たら潔く死にたい。


幸いぼくには死んで困る子供や妻はいない。
家族を作るつもりもない。
いつでも死ねる環境は整っている。


死を恐れすぎるあまり守りに入るよりは、うまくいかなければ死ねばいい、くらいの気持ちでいた方が気が楽なのは事実だ。
開き直りなのかもしれないし、死の直前にはやっぱり死にたくないと思うかもしれない。
それでも、駄目なら死ねばいいというマインドは持ち続けていたい。


そして、いつでも死ねるからこそ、生きているうちは健康に気をつけて生きていきたい。