考える必要のないことを考えない。思考をOFFにする
現代では考えることの価値が必要以上に見積もられているように思う。
考えない人はだめな人であって、馬鹿にされる。
でも、考えることは万能の手段ではない。
あまり重要でないことにおいては、考えないで頭を空っぽにするほうが、概してうまくいく。
考えすぎると、手が動かなくなるし、思考リソースをそのつど消費していく。
本当は頭を空っぽにして手を動かすほうがうまくいくことは少なくない。
そういうことを考えてしまうと、手が動かなくなって結局はうまくいかなかったりする。
また、思考リソースは無限ではないので、本当に考える必要のあること以外を無駄に考えてしまい、考える必要のあることを考えるだけのリソースが無くなることも少なくない。
考えることは、考えることが重要な場面でのみ使うべきであって、それ以外の場面ではむしろ使わないほうがいいのではないかと思う。
頭を空っぽにすることは、考えることと同様に重要で、素早く手を動かせるし、思考リソースの温存にもつながる。
思考はいかにするか、ということだけでなく、ON/OFFの切り替えが大切なのではないかと思う。
ぼくの場合、思考スイッチが常にONになりがちのなので、意識的にOFFにするようにしたいと思っている