Amazonの本レビューはあんまり参考にならない

インフルエンサーやYouTuberが本を出版する例が増えてきている。

彼らにはファンが多数いて、出版しただけで一定の購買が見込めるから、出版不況と言われる時代に確実性の高い商売は出版社には貴重だ。

そういう人たちの本は、Amazonの評価が高い傾向にある。

特に販売から間もない間は。

販売直後に大量の高評価がつく。

そうすることでランキングに載り、ファンではない一般層までリーチするからである。

ファンに宣伝して、Amazonに高評価を書いてもらう。

 

これが例えばファンの人なら中身を確認せず購入してもいいのだが、そうでない人が高評価や称賛を目にしたときに、参考になるかというと疑問である。

実際に、インフルエンサー本のようなものは発売から時間が経つと、否定的なレビューも書き込まれるようになってくる。

 

不正レビューではないものの、色んな立場の人がフラットに下した評価ではない、という意味ではあまり役に立たない。

専門書などはまた別だが、大衆向けの本であれば、Amazonのレビューだけを見るのではなく、実際に書店で手にとって確認する方が無難である。