発達障害とTODOリスト、計画と実行の分離、シングルタスク

発達障害は脳が忙しい状態にある。
常に情報が飛び交い、気が散りやすく注意力散漫だ。


対処は2つある。
1つ目は脳の状態を変えること。
主に投薬治療がこれに当たる。


2つ目はそのままの脳をうまく使いこなす。
我々の脳の特性を知って、それに適した使い方をする。
発達障害は脳が忙しく、また物事の優先順位や順序をつけるのが苦手だ。


仮設としては、あちこち気が散ってやるべきことよりも、目につくことに手を付けてしまったり、脳のメモリがすぐにパンパンになってオーバーフローするからだと考えている。


だから、実行しながら、その都度順序を考える、というやり方ではうまくいかない。
優先順位や手順などを考える計画段階と、ただひたすらリストを上からこなしていく実行段階の分離が必要だ。


計画中は実行せず、実行中は計画しない。
実行中に思い浮かんだ考えは、いったん別の場所に書いておいたり、リストの最後に書き足しておく。
とにかく、計画したことをひたすら無心にやる。
シングルタスクにしてやる。


こうすると、幾分マシになる。
それでも、健常者(定型発達者)と比べると実行能力には劣ると思う。
だが、発達障害の忙しい脳というのは、アイデアが次々と湧き出てくるマシンとしての側面がある。
この優位を活かしつつ、苦手な部分を工夫で補ってやれば、トータルでプラスに持っていけると考えている。
投薬すれば落ち着きはするものの、長所も同時に消してしまうような気がする。


そういうわけで、実行と計画を分離する。
TODOリストを使って、実行中はひたすらシングルタスクにつとめるのが個人的には良い。