危険運転をする人は獣である

危険運転をしようと思ってしている人はいない。

様々な理由で余裕を失って、危険運転をせざるを得なくなっている。

たとえばウーバーイーツの配達員。

金銭的な余裕がある人は、あんな労働条件で働こうとなんて思わないし、まともな頭があればもっと割のいい仕事なんてごまんとある。

彼らは貧困と知的能力の欠如によって、ウーバーイーツをせざるを得ないところまで追い込まれてしまった。

余裕がない彼らは割の正気を失って公道を暴走している。

正気を失った人に、交通ルールを守れだとか、周りを見ろと言っても無意味である。

彼らは田舎の道路に出る鹿やイノシシと同じなのだから。

鹿やイノシシに交通ルールを守れだとか、憤ってみても仕方がないし、ぶつかると面倒なのでこちらはただ避けるのが賢明だ。

ウーバーイーツに関しても同じで何も期待をしてはいけない。

人のような形をした獣なのだから、こちらにできるのはただ近づかないことだけだ。

同じように、きけんな運転をする人、というのは色んなタイプがいるが、どの相手にも一切の期待も憤りもしてはいけない。

一切の思考や感情を挟むことなく、ただスッと距離を置く。

それが獣でない我々人間のただ一つの正解なのだ。