商店街の復興なんてやらなくていい

地元の商店街は見事に寂れて、たまに若者が頑張って復興しようとしたり、行政が金ぶち込んで溶かしたりしている。

でも、商店街はそもそも活気を取り戻そうとなんてしていない。

 

家主はそもそも店舗を貸す気がないので、市場原理が働かない。

周辺よりも割高な賃料に、更に数万の商店街費を平気で取る。

それで入れるのは周りに寂れた店しかないとか、そもそもシャッター街になっているとか。

商店街としての機能、つまり商店の集積がそもそもない。

そのうえ定期的にジジババの小言を聞いたり、面倒な介護じみた会合と雑用に駆り出される。

全く持って割に合わない。

 

本当にテナントに入ってほしければ、テナントが入るまで賃料を下げればいいのだけど、そんな市場原理は働かない。

 

まともな経営者は郊外に店を借りるし、良い店は郊外に集まる。

こんな狂った環境で商売ができると考えるのは算数すらできないか、金を無限に溶かせるだけの余裕がある人くらいである。

客だって安くて広くて駐車場があって空気の淀んでいない郊外の方がよっぽど良い。

もはや誰も商店街の復興なんて望んでいないのである。

税金を使うのがお仕事の行政以外は。

まあ彼らも本気でやるつもりなんてなく、予算を取って金を溶かせればいいので、本当に復興がしたいのかは分からない。

納税者はこの無能な働き者を叱責して無駄な支出を切り詰めるべきだとは思う。

 

本当に商店街を活気づかせたいのであれば、商店街からは住居機能を一掃して商店だけを出店させればいいし、儲かっていない商店は排除される仕組みを作らないといけない。

でも、そんなことは割に合わないし誰も望んでいないので、惜しまれつつ衰退してイオンに飲み込まれるのが地方の幸せな老後なのだ。