逃げた先が更に地獄

社会生活に行き詰まって、会社や学校を辞めるのは別にいいと思う。

心身を壊したらリカバリーには更に時間がかかるし、取り返しのつかないことにもなりうる。

しかし、足を踏み外した彼らを待ち受けているのは、甘言で更に悪い環境へ誘い込む狡猾な連中だったりする。

客観的に見ていると、逃げた先でそこに吸い込まれると、もはやどんづまりじゃないかと思うのだけど、本人達は嬉々としてそこへと向かっていく。

中にはそれがどんづまりに見えないことすらあるようだ。

どこに行くのも自由だが、自分の人生の手綱を手放してしまったら、その先にあるのはまた別の地獄でしかない。