切込隊長(やまもといちろう)氏のことは長らく見ていなかったのだけど、Twitterから垢バンを食らって再登録したと思ったらまた垢バン。
ヤフーニュースからも記事が切られている。
今はyoutubeとnoteが主戦場らしい。
youtubeは前に少し見たことがあるが、おっさんが全画面で薄っぺらい与太話をしていて、耐えられなくなった。
世間の評価も似ているようで、youtubeの方はお世辞にも伸びているとはいえない。
前に比べると対フェミとネトウヨ活動に力を入れているみたい。
切込隊長といえば、嘘をつくことで特ダネのコメンテーターまで成り上がり、でショーンKの隣まで行った男という印象。
日本のネットに早くから居たけれど、嘘くさい経歴とか、真偽不明の与太話で飯を食っていた。
いつの間にか特ダネに出るようになって、嘘から出た真というか、嘘の経歴で成り上がって真っ当な仕事をするのかと思いきや、ショーンさんとは違って少しずつネットから消えていった。
彼の手法は与太話&個人攻撃が多く、現代のモラルにうまく適応できなかった。
ネットと社会の繋がりが当たり前になって、そういう話はとてもリスキーになったし、実際に訴訟されたりもする。
週刊誌でも裏取りやファクトチェックが求められる時代に、彼のような人が表舞台を歩き続けるのは難しい。
錯覚資産という言葉が少し前に流行ったけれど、嘘つきは遅かれ早かれ真っ当な評価に落ち着く。
彼の場合は少し長く嘘が長続きしたけれど。
嘘をついて成り上がる人間は、一瞬で稼いでゴールするか、本物の実力を手に入れる必要がある。
ハッタリかましてでも目立ってやるぜという若い人は多いけれど、その先は茨の道で、地味でも陰で淡々と成果物を作り続けるほうが、実は効率的だったりする。
ついでに、錯覚資産をとなえている本人が金持ち設定のくせに、急に庶民相手の商売をはじめる人で、どういう人かは察する。
隊長は時代に即さない人だし今になってもなお嘘つきが治っていない人だと思うけど、実名でTwitterからバンされるとネット社会の影響力が著しく弱まるのは、ネットにおける人権剥奪に等しいなと思う。
トランプ元大統領にしても、酷いやつだけど、シリコンバレーのトランプ排除はドン引きしたし、隊長の末路を見ても少しだけ同情してしまう。