大衆ネット文化、というのを定義すると色んなところから批判が来そうだが、ざっくりと説明するとTogetterにまとめられるような、Twitterでバズるような文化としておく。
コンテストが低く、スラングを多用し、インスタントな消費をされるもの。
昔はきっと、そういうものに惹かれていた時期があったと思うのだけど、いつの間にか苦手になった。
お笑い番組とか、バラエティとか、ワイドショーに近い感覚で、個人的には品がないなと思うことが多い。
こういうものに時間を使っても、ぼくの人生はあまり豊かにならない。
インスタントなコンテンツなので、腰を据えて深堀りするほどの強度がない。
また、見ている側は消費をするばかりで、そこから創造の喜びを得られることも少ない。
これはぼくの価値観と偏見なので、他人に強要する気はさらさらないのだが、もう少し長い目で楽しめるコンテンツに触れたい。
大衆ネット文化のようなものは、インターネットにはゴロゴロと転がっている一方、ハイコントラストで長年の蓄積があり、理解をするのにコストが掛かるものは、SEOの隅の方に追いやられていく傾向にある。
インターネットから一度距離を置いて、本などからそういう情報に触れるのが最も手っ取り早い。
インターネットを使うなら、注意深く取捨選択し、大衆ネット文化にはまりこまないようにしなくてはいけない。