アメリカでウイグル自治区での強制労働反対法案を潰そうとナイキやアップルがロビー活動をしている。
この問題で少し騒ぎになっているが、何を今更騒いでいるのか、という感じである。
90年代に東南アジアでのナイキ工場の児童労働問題から、つい数年前にも東南アジアで生活する水準に満たない低賃金で重労働を強いる奴隷労働がすっぱ抜かれたりしている。
要するに、対外的にクリーンを装うことは、実際にクリーンであることよりもよっぽど安いというだけの問題だ。
かれこれ20年以上のナイキの伝統である奴隷労働が生み出した製品を、何も考えずに買う我々もナイキの行為を黙認する共犯者ではなかろうか。